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茨城でイルカ150頭打ち上げ=大地震の前兆かを検証

www.afpbb.com

2015年4月10日 茨城の鉾田でイルカが130以上打ち上げられました。

うちあげれらたイルカは通常深い海、遠洋に生息している「カズハゴンドウ」というイルカだそうです。

カズハゴンドウ - Wikipedia

 

「イルカ、クジラ打ち上げ=大地震の前兆」とよく聞きますが、それが本当にどのくらい信じていいのかネットのソースを使って検証してみようかと思います。

 

検証1 潜水艦のソナー(音波探知機)要因

まずは2015年4月5日のこの記事を読んでみてください。

米海軍訓練、イルカ保護に違反 ハワイ連邦地裁判決 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

以下全文

【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】ハワイ州連邦地裁は3月31日、米海軍によるハワイ州カリフォルニア州沖での訓練計画を承認した米海洋漁業局の判断 が「クジラやイルカなどの海洋動物の保護を定めた海洋哺乳動物保護法(MMPA)に違反する」との判決を出した。AP通信など米メデイアが報じた。

連邦地 裁の判決は軍隊であっても環境破壊につながる訓練は認めないことを鮮明にした。 米メディアによると、ハワイの環境団体らは2013年、海軍の計 画を承認した米海洋漁業局を提訴した。ハワイ州連邦地裁のモロウェイ判事は海軍の訓練が海洋動物に与える影響はわずかとする漁業局の主張を退け、海軍の環 境影響評価(アセスメント)が代替案の検討など「環境への配慮が不十分」と指摘した。
 また海軍の訓練で使用する爆発物で、ハワイやカリフォルニア沖に生息するクジラやイルカ155頭を殺傷し、東海岸沖で1万1千頭以上に深刻な傷害を与える可能性があると推定した。殺傷数が生存率に与える影響は可能性が高いことも指摘した。

 絶滅危惧種に指定されているザトウクジラについても、影響がないとする米海軍に対し、十分な説明になっていないと疑問視した。
 原告団の弁護士、ヘンキン氏はAP通信に対し「判決は海軍が米50州を足した面積より大きい海域で、訓練する必要がないことを認めた」と述べた。
 2006年には対潜水艦訓練で使用する音波探知機(ソナー)がクジラなどに悪影響があるとして、07~09年に南カリフォルニア沖で実施する14の大規 模演習での使用禁止の仮処分を下していたが、08年、米連邦最高裁は「海軍の訓練は公益性がより高い」として、ソナーの使用制限を認めた下級裁判所の仮処 分を取り消す判決を出している。

 

注目する部分はここ。

2006年には対潜水艦訓練で使用する音波探知機(ソナー)がクジラなどに悪影響があるとして、07~09年に南カリフォルニア沖で実施する14の大規 模演習での使用禁止の仮処分を下していたが、08年、米連邦最高裁は「海軍の訓練は公益性がより高い」として、ソナーの使用制限を認めた下級裁判所の仮処 分を取り消す判決を出している。

 つまりクジラなどに悪影響があるソナーを使った訓練、もしくは実戦を今も行ってるってことです。

まずソナーについての説明を見てみると

水中を伝播する音波を用いて、水上船舶や潜水艦、水中や海底の物体を捜索、探知、測距する装置である。超音波探信儀とも呼ばれる。ソナー - Wikipedia

そのソナーがクジラなどになんで悪影響を与えるかと言うと

エコーロケーションという超音波を使い情報を知覚し、周辺環境の確認や獲物の採取に役立てているといわれる。また群れの中の意思疎通も、エコーロケーションで行っていると考えられていて、調査研究が進んでいる。具体的な研究結果においては、エコーロケーションにより「レントゲンのように対象物の骨格まで認識しているのではないか」という事や、シャチなどは、群れの生活域の距離が離れていたり、家系の血筋が遠ければ方言化などにより「意思の疎通が難しいのではないか」という事が推論されている。クジラ - Wikipedia

 またイルカも

イルカは高い周波数をもったパルス音を発して、物体に反射した音からその物体の特徴を知る能力を持つ。更にその特徴を他の個体にパルス音で伝えたりと、コミュニケーション能力は高く、人間のようないじめも行うこともわかっており、魚などを集団で噛み付き弱らせ弄んだ挙句食べずに捨てる、小さな同種のイルカや弱ったものを集団で噛み付くなどして、殺すなど集団的な暴行行為も行う。 イルカ - Wikipedia

カラオケでマイクがハウリングすることがあるじゃないですか?

あのハウリング音は不快で人間でも悪影響を受けますよね。

それと同じことがソナーとイルカやクジラが出す超音波で起こってるんではないでしょうか。

 ただ、今回のイルカ打ち上げの原因かどうかは正直確認しようがない状態です。

潜水艦の行動は軍の中でも最高機密レベルの情報なので、米軍でも自衛隊でも4月9日~4月10日にどこで何をしてたかなどの情報は絶対に表に出さないですよね。

 ただ、イルカ打ち上げ原因の有力な候補であることは間違いないです。

 

検証2 地磁気の乱れ要因

地磁気とは

方位磁石が北を向くことから分かるように地球には磁場があります。この磁場を「地磁気」と呼んでいます。地磁気は、地球内部の核の対流運動、太陽活動との関わりの他、地殻の活動など様々な地球環境の変動に応じて、刻々と変化を続けています。

 発生原因は

 地磁気の大部分は、地球内部の外核といわれる部分で発生しています。ここでは鉄が主成分となっており、巨大な圧力と高温のため溶融状態にあります。地球内 部磁場はこの導電性の高い鉄の流体運動により生じる電流により発生するものと考えられ、盛んにその研究が行われてきましたが、詳細は今なお未解明です。 

地磁気観測所|基礎知識|地磁気

この地磁気を方向を知る手段として利用している生き物もいるそうです。

渡り鳥回遊性の海生動物の中には地磁気を方位を知る手段として利用していると考えられるものがある。

地磁気 - Wikipedia

あとTDKの公式サイトにもこんなのが載ってました。

近年、渡り鳥や回遊魚などの体内から、生体コンパスともいうべき磁性物質が相次いで発見されている。驚くべきことに、人体にも同様の器官があるらしいとい う報告もある。方向オンチという人は少なくないが、逆に地球磁場にきわめて敏感な人がまれにいる。どんなに地理に不案内なところでも、地磁気の南北の配向 を間違えることがないというのは、かつて人類もある種の動物のように、地磁気を感知する能力をもっていたことを物語るのではないのか。   

また、磁気的環境によって、患者のアレルギー反応が誘発されたり、軽減したりするケースも報告されている。さらには最近さかんな認知科学におけるニューラ ル・ネットワーク(神経回路網)の研究も、磁気の作用をぬきに語れない段階にきているという。しかし、電磁気学やエレクトロニクスの発展にもかかわらず、 生体と磁気との関連をめぐる研究はきわめて遅れているのが現状なのである。

第3回「生命の神秘と磁気」|TDK Techno Magazine

地磁気は生物の体に影響をかなり与えてるようですが、研究が遅れているようです。

つまり、「関連性がよくわからない」と言うことです。

 

では大量のイルカが打ち上げられた4月10日の地磁気はどうだったかです。

京都大学大学院理学研究科附属地磁気世界資料解析センターが提供してる地磁気の速報値でそれが確認できます。

 http://wdc.kugi.kyoto-u.ac.jp/plot_realtime/quick/201504/index_20150410-j.html

世界各地で4月10日の0時~6時の間に地磁気の乱れが観測されてます。

特に下記の場所での数値変動が顕著です。(左は略称で右は地名です)

ABK(abisko)
AMD(amderma)
BFE(brorfelde)
CSY(casey)
DIK(dixon island)
GDH8(godhavn)
LOZ(lovozero)
LRV(leirvogur)
MAW(mawason)
MCQ(macquarie island)
NAQ(narsarsuaq)

f:id:mh4g_k:20150411160548p:plain

この数値がどれくらいの影響を与えるかですが、前述の通り「関連性がわからない」わけですが、少なくとも「この地磁気の変動後にイルカの打ち上げが起こった」と考えて間違いないですね。

今回のイルカ打ち上げ原因が地磁気とまでは断言できないですが、過去の海洋生物の打ち上げられた日の地磁気を調べてみると意外と一致したりするのかもしれません。

 

では一番気になる地震との関連ですが、東日本大震災の前では地磁気はどうだったのでしょうか。

http://wdc.kugi.kyoto-u.ac.jp/plot_realtime/quick/201103/index_20110310-j.html

前日の2011年3月10日の地磁気がかなり乱れているようです。

f:id:mh4g_k:20150411161741p:plain

「じゃあもう今日大地震くるじゃねえか!」って言いたいところですが、結局「関連性がよくわからない」とのことなので正直よくわかりません。

 

ただ、こういう情報もあると言うのを前提に水や食料の備蓄、電源の確保、集合場所や避難先を家族で共有しておくのはとても大事なことだと思います。

自分的にもちょうどいい機会ですので改めて地震への備えを再確認しようと思います。